スピカとは?
すぴか
スピカとは、おとめ座の主星で夜空で最も明るい星のひとつであり、青白色に輝く連星系(実視等級約0.97等)です。
スピカ(Spica)は、おとめ座のα(アルファ)星で、全天で最も明るい恒星の上位に入る1等星です。地球からの距離はおよそ250光年とされており、青白色の光を放つ高温な星として知られています。その名はラテン語で「穂先」を意味し、おとめ座が手に持つ麦の穂先を表しています。
スピカの主な天文学的特徴は以下のとおりです。
- 連星系:スピカは二つの恒星が互いの重力で引き合いながら公転し合う連星(スペクトル連星)です。公転周期はおよそ4日と非常に短く、両星が互いの重力で歪んでいると考えられています。
- スペクトル型:主星はB型の高温巨星・主系列星で、表面温度は太陽より大幅に高く、2万度以上に達します。
- 明るさ:見かけの等級は約0.97等で、全天恒星の中でもとりわけ明るく輝いています。
スピカは春の夜空において重要な道標となっています。北斗七星の柄の部分の曲線を延ばすとアルクトゥルス(うしかい座の主星)に至り、さらに同じ弧の延長上にスピカが見つかります。この連続した弧を「春の大曲線」と呼び、春の星空を代表する観察コースとして知られています。
古代においてもスピカは重要な星とされており、ギリシャの天文学者ヒッパルコスがスピカの位置を観測することで歳差運動(地球の自転軸の首振り現象)を発見したという歴史的な役割も持っています。
使い方・例文
春の星空観察会で「北斗七星の柄を弧に延ばすとスピカが見える」と案内されるように、スピカは春の大曲線の終点を示す目印の星として紹介される場面でよく登場します。
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