等級とは?
とうきゅう
等級とは、天体(星・小惑星など)の明るさを数値で表す尺度で、数値が小さいほど明るく、1等級の差が約2.5倍の明るさの違いに相当します。
宇宙・天文学における等級(とうきゅう)とは、天体の明るさ(光度)を数値で表す単位・尺度のことです。古代ギリシャの天文学者ヒッパルコスが肉眼で見える星を1等星から6等星に分類したことに起源があり、現代では精密な測定器による厳密な数値体系として国際的に使われています。
等級の基本的な性質は以下のとおりです。
- 数値が小さいほど明るい:1等星は6等星より明るく、0等・マイナスの値になる天体もあります。
- 1等級 ≈ 2.512倍の明るさの差:5等級の差はちょうど100倍の明るさに相当します。
- 見かけの等級と絶対等級:見かけの等級は地球から見た明るさ、絶対等級は天体固有の明るさ(距離10パーセクに置いたと仮定した場合)です。
代表的な天体の等級として、太陽は約マイナス26.7等(見かけ)、満月は約マイナス12.6等、肉眼の限界は約6等前後です。望遠鏡を使えばより暗い天体(20等以上)も観測でき、ハッブル宇宙望遠鏡は30等以上の天体を撮影できます。
等級は星だけでなく、彗星・小惑星・銀河・人工衛星の観測にも用いられ、天体の距離や実際の光度を推定する手がかりにもなります。
使い方・例文
「今夜は金星が明るく見える」と話題になるとき、金星の見かけの等級はマイナス4等前後に達し、夜空でも特に目立つ天体となっています。
この用語をシェア
最終更新: