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ジュゴン科とは?

じゅごんか

ジュゴン科とは、温かい沿岸海域に生息する草食性の海生哺乳類ジュゴンのみを含む科で、海牛目(カイギュウ目)に属します。

ジュゴン科(Dugongidae)は、哺乳綱・海牛目(カイギュウ目)に属する科で、現生種としてはジュゴン(Dugong dugon)1種のみを含みます。かつては絶滅したステラーカイギュウ(ステラー海牛)もこの科に分類されており、18世紀に人間による乱獲で絶滅しました。

ジュゴンは体長2〜3メートル、体重200〜400キログラムに達する大型の海生哺乳類で、インド洋・太平洋の熱帯・亜熱帯沿岸域に分布します。尾びれがクジラと同様の三日月形(二裂型)であることが、丸い尾びれを持つマナティー科との大きな識別点です。

ジュゴン科の動物は完全な草食性で、主に海草(アマモ類)を食べて生活します。一日に数十キログラムの海草を消費するため、海草藻場の健全性を維持する「生態系エンジニア」とも呼ばれます。繁殖率が低く(出産間隔3〜7年)、寿命は70年以上とされます。

日本では沖縄県周辺の海域に生息し、絶滅危惧種として厳重に保護されています。国際的にもIUCNレッドリストで「危急(Vulnerable)」に指定されており、漁業による混獲・生息地の海草藻場の減少が主要な脅威となっています。

使い方・例文

生物の分類を学ぶ授業や、海洋保全・絶滅危惧種を扱うドキュメンタリーでジュゴンが登場する際に「ジュゴン科」という分類名とともに紹介されます。沖縄の自然環境問題を論じる文脈でも頻出します。

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