ジュゴンとは?
じゅごん
ジュゴンとは、温かい浅海に生息する草食性の海獣で、人魚伝説のモデルともいわれています。
ジュゴン(儒艮)は、長鼻目ジュゴン科に属する海棲哺乳類です。インド洋・太平洋の熱帯・亜熱帯域の浅い沿岸部に分布し、日本では沖縄の海が主な生息地として知られています。体長は2〜3メートル、体重は200〜400キログラム程度で、丸みを帯びた体とクジラに似た二股の尾ひれが特徴です。
ジュゴンは完全な草食動物で、海底に生える海草(アマモ類)を主食とします。鼻先で海底を掘り起こし、根ごと海草を抜いて食べるため、食べた跡が砂の上に模様のように残ります。1日に数十キログラムの海草を食べることもあります。
ジュゴンの生態的特徴として以下の点が挙げられます。
- 肺呼吸のため数分おきに水面に浮上して息を継ぐ
- 繁殖率が低く、数年に1頭しか子を産まない
- 寿命は70年以上に達することもある長寿の動物
- 密猟・海草場の消失・船舶との衝突などで個体数が激減している
古来より、水面に顔を出すジュゴンの姿が人魚伝説のモデルになったとも言われています。沖縄では「ザン」と呼ばれ、地域の文化と深く結びついています。現在は絶滅危惧種に指定されており、保護活動が続けられています。
使い方・例文
沖縄の辺野古・大浦湾はジュゴンの貴重な採餌場として知られており、開発と保護のあり方をめぐって注目を集めています。
この用語をシェア
最終更新: