サケツバタケとは?
さけつばたけ
公園や畑など人の生活圏にも生えるきのこで、傘に酒(さけ)のような香りを持つことが名前の由来とされます。
サケツバタケ(Stropharia rugosoannulata など)は、畑地・堆肥場・公園の草地・道路脇など有機物を含む土壌に発生するモエギタケ科のきのこです。北半球の温帯域に分布し、日本でも春から秋にかけて各地で見られます。
傘は直径5〜15cmほどで、赤褐色〜ワインレッド色をしており、表面はやや粘性があります。成熟すると傘が開いて褐色が薄くなることもあります。柄の上部には大きくて特徴的な「つば」が残り、ひだは若いうちは灰白色ですが、胞子が成熟するにつれて紫黒色に変化します。「サケ(酒)」の名は成熟した子実体が放つ独特の芳香に由来するとされています。
サケツバタケは欧米では意図的に栽培されることもあり、食用として利用されています。うま味成分を持ち、炒め物や煮込み料理に適しているとされますが、日本では流通はほとんどなく、野生採取が主体です。
外見の似たきのこに毒種が存在するため、確実な同定なしに野生のものを食べることはリスクを伴います。生息環境が人の生活圏に近いことから、目にする機会は比較的多いきのこです。
使い方・例文
庭の花壇や畑の隅に赤みがかった大きなきのこが突然生えてきたとき、それがサケツバタケである場合があります。堆肥や腐食土に富む場所を好むため、家庭菜園でも発見されることがあります。
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