サイクロンとは?
さいくろん
サイクロンとは、熱帯や温帯の海洋上で発生する強力な低気圧性の暴風雨システムのことです。
サイクロン(Cyclone)は、大気中に生じる強い低気圧の渦を指す言葉で、特に熱帯収束帯付近の暖かい海洋上で発生する熱帯低気圧の一種として広く知られています。暖かい海面から蒸発した水蒸気が上昇・凝結するときに放出される熱エネルギーを動力源として発達し、強風と豪雨を伴います。
同じ現象でも呼び名は発生海域によって異なります。
- 北西太平洋・南シナ海:台風(Typhoon)
- 北大西洋・北東太平洋:ハリケーン(Hurricane)
- インド洋・南太平洋:サイクロン(Cyclone)
サイクロンが発生するには一般に海面水温が約26〜27℃以上必要で、コリオリ力(地球の自転による偏向力)が働く緯度5〜20度付近で最も発達しやすいとされます。中心付近には「目」と呼ばれる雲のない穏やかな領域が生じ、その周囲を猛烈な壁雲が取り巻く構造を持ちます。
インド洋や南太平洋沿岸のバングラデシュ・インド・ミャンマー・オーストラリアなどは特にサイクロンの被害を受けやすく、高潮・洪水・強風による大きな被害をもたらすことがあります。気象庁や各国の機関が名称を付けて追跡・予報し、早期避難に役立てています。
使い方・例文
「インド洋で発生したサイクロンがバングラデシュ沿岸に上陸し、高潮と強風で甚大な被害をもたらした」のように、国際的な気象ニュースや地理の授業でよく登場します。
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