本文へスキップ

ゴマシジミとは?

ごましじみ

ゴマシジミとは、日本の山地の草原に生息する小型のチョウで、特定のアリと共生する独特の生態を持ちます。

ゴマシジミ(胡麻小灰蝶、学名:Phengaris teleius)は、シジミチョウ科に属する小型のチョウです。日本では本州・四国・九州の山地草原湿地周辺に分布しており、近年は生息地の減少により絶滅危惧種に指定されています。

ゴマシジミの最大の特徴は、クロオオアリなどの特定のアリとの共生関係です。幼虫はワレモコウなどの植物の花に産み付けられた卵から孵化し、はじめは花を食べますが、やがてアリに運ばれてアリの巣の中に入ります。巣の中では、アリの幼虫や卵を食べながら成長するという、きわめて特殊な生態を持っています。

成虫の特徴は次のとおりです。

  • 翅の表面は青紫色を帯びた黒褐色
  • 翅の裏面には黒い斑点(ゴマ状)が並ぶ(名前の由来)
  • 前翅の長さは約15〜20ミリメートル
  • 成虫は夏(7〜8月頃)に出現する

生息地となる草原の管理放棄や湿地の乾燥化が進んだことで個体数が激減しており、ゴマシジミの保護は草原生態系全体の保全と深く結びついています。

使い方・例文

「高原の草地でゴマシジミが舞う姿は、その場所の生態系が健全に保たれている証拠とされている」というように、環境指標の文脈でも登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語