シジミチョウ科とは?
しじみちょうか
シジミチョウ科とは、小型で美しい翅をもつチョウの仲間で、世界中に広く分布する多様な科の総称です。
シジミチョウ科(Lycaenidae)は、チョウ目(鱗翅目)に属する科で、世界に約6,000種以上が知られる大きなグループです。日本にも100種程度が分布しており、身近な里山から高山まで幅広い環境で見られます。
シジミチョウの名前は、二枚貝の「シジミ(蜆)」に似た翅の形や模様に由来するとされています。体長は一般的に小型で、翅の裏面には精巧な斑点模様が並ぶ種が多く、表面は青・紫・銅色など鮮やかな輝きを持つ種も多くいます。
シジミチョウ科は大きくいくつかのグループに分けられます。
- ヒメシジミ・ルリシジミ・ヤマトシジミなどの典型的な青系シジミ
- ウラギンシジミなど銀白色の翅を持つ仲間
- ベニシジミのように橙赤色の翅をもつ種
- アリと共生するグループ(幼虫がアリに保護される)
シジミチョウの多くは食草が特定の植物に限定されており、生態系の状態を反映する指標生物としても注目されます。特にアリと共生する種は、幼虫がアリの巣の中で育ち、蜜液を提供する代わりに保護を受けるという複雑な関係を進化させています。環境変化や農薬の影響で個体数が減少している種も多く、保全が課題となっています。
使い方・例文
春の野原でよく見かける小さな青いチョウや、畑周辺を飛ぶヤマトシジミはシジミチョウ科の代表的な種です。翅の裏面の精巧な模様で種類を見分けられます。
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