シジミチョウとは?
しじみちょう
シジミチョウとは、翅の裏面に細かい模様をもつ小型の蝶の総称で、世界に約6,000種が知られる大きなグループです。
シジミチョウ(蜆蝶)は、鱗翅目シジミチョウ科(Lycaenidae)に属する蝶の総称です。世界に約6,000種、日本には約80種が分布し、チョウ目の中でも最大規模のグループのひとつです。名前の由来は、翅を閉じた姿がシジミ貝の形に似ているからとも、翅の裏面の細かい模様がシジミ貝の表面に似ているからとも言われます。
シジミチョウの仲間には多様な種が含まれており、代表的なグループとして以下が挙げられます。
- ルリシジミ・ヤマトシジミなど青や紫色の翅をもつ「ヒメシジミ類」
- ウラナミシジミなど翅の裏面に波状の模様をもつ種
- ミドリシジミなど金属光沢の翅をもつ「ゼフィルス(森のシジミ)」
- クロシジミなど里山環境に特化した希少種
多くの種は幼虫期に特定の植物だけを食べる「食草特異性」をもちます。さらにアリと共生関係にある種も多く、幼虫がアリに蜜を提供する代わりに外敵から守ってもらう「好蟻性」と呼ばれる生態が知られています。
成虫は小型で素早く飛ぶため、野外での観察には少し根気が必要ですが、身近な公園や草地でも多くの種を見ることができます。日本では里山の環境劣化に伴い、希少化している種も少なくありません。
使い方・例文
公園の花壇やクローバーの生えた草地で、翅の裏面に細かい模様のある小さな蝶を見かけたら、シジミチョウの仲間である可能性が高いです。翅を閉じて葉の上に止まっているときに模様をじっくり観察できます。
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