鱗翅目とは?
りんしもく
鱗翅目とは、チョウやガの仲間が属する昆虫の分類群で、翅に鱗粉をもつことが特徴です。
鱗翅目(りんしもく)は、昆虫綱に属する目のひとつで、チョウ類(蝶)とガ類(蛾)の全種を含む大きな分類群です。英語ではLepidopteraと呼ばれ、ギリシャ語の「鱗(lepis)」と「翅(pteron)」に由来します。
鱗翅目の最大の特徴は、翅の表面に微細な鱗粉(りんぷん)が密生していることです。この鱗粉は変形した毛であり、色素や光の干渉によってさまざまな色模様を生み出します。鱗粉は翅の撥水性を高め、天敵への擬態や体温調節にも役立っています。
鱗翅目の昆虫は完全変態を行い、卵→幼虫(イモムシ・毛虫)→蛹(さなぎ)→成虫の4段階を経ます。幼虫は主に植物の葉を食べ、農作物や森林に影響を与えることもあります。成虫は口吻(こうふん)と呼ばれるストロー状の口を使い、花の蜜や樹液を吸います。
世界で約16万種以上が知られており、昆虫の中でも種数が多いグループのひとつです。チョウは昼行性で鮮やかな色彩をもつものが多く、ガは夜行性のものが多い傾向がありますが、この区別は分類上の区切りではありません。受粉者として生態系における役割も重要です。
使い方・例文
モンシロチョウやアゲハチョウ、カイコガなどはいずれも鱗翅目に属する代表的な昆虫で、理科の授業や養蚕業の文脈でこの名称が登場します。
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