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コチニールとは?

こちにーる

コチニールとは、中南米原産のサボテン寄生するカイガラムシの一種から採取される赤色の天然色素で、食品・化粧品・繊維染料として広く利用されています。

コチニール(cochineal)は、メキシコ中心とした中南米に生息するコチニールカイガラムシ(学名:Dactylopius coccus)の雌から抽出される天然の赤色色素です。この昆虫はウチワサボテン属の植物に寄生して生育し、体内にカルミン酸という赤色の色素を蓄積します。

コチニールの利用は古代アステカ・インカ文明にさかのぼり、貴重な赤色染料として布や工芸品の着色に使われていました。スペインによるアメリカ大陸征服後、ヨーロッパへもたらされ16世紀以降は世界中の染料市場で重要な地位を占めました。抽出されるカルミン酸は「カルミン」「コチニール色素」「カルミン酸色素」などの名称で流通しています。

現在の主な用途は以下のとおりです。

  • 食品着色料:ヨーグルト・ジャム・菓子・飲料の赤〜ピンク色
  • 化粧品:口紅・チーク・アイシャドウ等の赤系色
  • 繊維染料:ウールや絹への赤色・紫色染め
  • 絵具:一部の水彩・画材用途

天然由来で安全性は比較的高いとされますが、ごく一部にアレルギー反応が報告されているため、近年は食品表示の義務化が進んでいます。また動物由来であるためベジタリアン・ヴィーガンの観点から代替色素への置き換えが議論されることもあります。

使い方・例文

スーパーで販売されているイチゴ風味のヨーグルトや赤い菓子の原材料表示に「コチニール色素」と記載されている場合、この昆虫由来の天然色素が使われています。

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