クワガタムシとは?
くわがたむし
クワガタムシとは、大きく発達した大顎(おおあご)を持つコウチュウ目クワガタムシ科の昆虫で、世界に1,000種以上が知られています。
クワガタムシとは、コウチュウ目(甲虫目)クワガタムシ科(Lucanidae)に属する昆虫の総称です。最大の特徴は雄が持つ著しく発達した大顎で、その形がクワ(鍬)の刃に似ていることから「鍬形虫」と呼ばれるようになりました。世界に約1,200種が分布し、日本国内だけでも35種前後が確認されています。
生態面では、幼虫期と成虫期で生活様式が大きく異なります。幼虫はクヌギ・コナラ・ブナなど広葉樹の朽ち木の内部で数年かけて過ごし、木を分解する菌類(腐朽菌)とともに生息します。成虫は樹液を主食とし、カブトムシと同じ樹液場で競合することもあります。活動期は主に夏(6〜9月)で、夜行性の傾向が強いです。
日本の代表的な種類と特徴をまとめると次のとおりです。
- オオクワガタ:国産最大級で大顎が長く、「クワガタの王様」と称される
- ミヤマクワガタ:標高の高い涼しい場所を好み、頭部に特徴的な突起がある
- ヒラタクワガタ:平たい体型で樹洞に潜む。低地・暖地に多い
- ノコギリクワガタ:ギザギザした大顎が特徴で最もよく見られる普通種
飼育の人気が高く、ペットショップや昆虫専門店で多くの種が流通しています。また、外来種の持ち込みは生態系への影響があることから、輸入規制の対象となっている種もあります。
使い方・例文
夏の夜にクヌギの木の根元や樹液が出ている部分を懐中電灯で照らすと、クワガタムシが樹液を吸っている姿を観察できることがあります。
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