クリイロイルカとは?
くりいろいるか
クリイロイルカとは、熱帯・亜熱帯の外洋に生息する中型のイルカで、栗色がかった独特の体色が名前の由来となっています。
クリイロイルカ(学名:Stenella attenuata)は、ハンドウイルカ科に属する中型のイルカです。体長はおよそ1.7〜2.5メートルで、成体は背面が暗い灰色から黒色、腹面が白色または淡い色調を帯びており、若い個体では栗色がかった茶褐色の縦縞模様が見られることから「クリイロ(栗色)」の名が付けられました。
主な生息域は太平洋・インド洋・大西洋の熱帯から亜熱帯にかけての外洋で、沿岸から遠く離れた外洋域を好みます。社会性が高く、数十頭から数百頭規模の群れを形成し、時にキハダマグロと同じ海域に出現することが知られています。この習性が商業的なマグロ漁業と深く関わっており、まき網漁の網にマグロとともに混獲される問題が長年指摘されてきました。
食性は主に小魚・イカ・甲殻類で、夜間や薄暮時に活発に採餌します。コミュニケーション能力が高く、複雑な音声を使って群れ内でやり取りを行います。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「軽度懸念(LC)」に分類されていますが、混獲・海洋汚染・生息域の変化などが継続的な脅威となっています。
使い方・例文
東太平洋の外洋を航行中の船舶から群れをなして泳ぐクリイロイルカが観察されることがあり、ホエールウォッチングの対象としても注目されています。
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