混獲とは?
こんかく
混獲とは、目的とする魚種以外の生き物が漁網や釣りに意図せず捕獲されてしまう現象で、海洋生態系への影響が大きい漁業問題のひとつです。
混獲(こんかく・英語: bycatch)とは、漁業において本来の目的とする魚種を捕る際に、対象外の魚類・海鳥・海洋哺乳類・ウミガメ・サンゴなどが意図せず一緒に捕獲されてしまうことを指します。漁業問題・環境問題として国際的に注目されている深刻な課題です。
混獲が起きやすい漁法としては、底引き網(トロール漁)・巾着網(まき網)・延縄(はえなわ)などが代表的です。網の目が細かすぎる場合や、対象魚の生息域と非対象生物の生息域が重なっている場合に特に多く発生します。
混獲がもたらす問題は多岐にわたります。
- 絶滅危惧種の減少:ウミガメやイルカ、小型クジラ類が大量に混獲され個体数が激減する事例が世界各地で報告されている
- 生態系の撹乱:食物連鎖の中間に位置する魚種が大量に除去されることで、海洋生態系全体のバランスが崩れる
- 漁業資源の枯渇:幼魚が混獲されることで将来の漁獲量が減少する
- 経済的損失:混獲された生物の多くは廃棄されるため、資源の無駄遣いとなる
対策としては、逃避装置(タートル・エクスクルーダー・デバイスなど)の導入、網の目の大きさや漁具の改良、特定海域・期間の操業禁止などが行われています。消費者側でも混獲の少ない漁法で獲られた水産物を選ぶMSC認証の活用が広まっています。
使い方・例文
マグロの延縄漁では、目的のマグロ以外にウミガメやサメが混獲される問題が指摘されており、日本でも漁具の改良や操業区域の見直しが進められています。
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