オオカバマダラとは?
おおかばまだら
オオカバマダラとは、北アメリカを代表するチョウの一種で、毎年数千キロメートルにわたる大規模な渡りを行うことで世界的に有名な昆虫です。
オオカバマダラ(学名:Danaus plexippus、英名:Monarch Butterfly)は、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属するチョウで、北アメリカ大陸を中心に分布しています。鮮やかなオレンジ色の翅に黒い縁取りと白い斑点が並ぶ外見が特徴的で、翅を広げると約10センチメートルになります。
最も注目される生態は季節的な長距離渡りです。毎年秋になると、カナダや米国北部から数千キロメートル離れたメキシコのミチョアカン州の山岳地帯へと移動し、数百万〜数億頭が特定の森に集結して越冬します。この渡りの精度は高く、世代を超えて同じルートをたどることが確認されていますが、そのナビゲーション機構の詳細は現在も研究が続いています。
幼虫の食草はトウワタ(ミルクウィード)で、この植物に含まれる毒性成分を体内に蓄積することで、鳥などの捕食者に対して有毒な昆虫であることを知らせています(アポセマティズム)。
近年は生息地の減少・農薬使用・気候変動などにより個体数が著しく減少しており、保護団体や各国政府が保全活動に取り組んでいます。渡りの中継地でのトウワタの植栽運動なども広がっています。
使い方・例文
秋になるとアメリカの各地で「モナーク・ウォッチ」と呼ばれる観察イベントが開かれ、渡りの途中で立ち寄るオオカバマダラの大群を観察・記録する市民活動が盛んに行われます。
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