カバマダラとは?
かばまだら
カバマダラとは、南西諸島・東南アジアに分布するタテハチョウ科の蝶で、鮮やかなオレンジ色と黒の模様を持つ毒蝶として知られます。
カバマダラ(樺斑蝶)は、チョウ目タテハチョウ科に属する蝶で、学名は Danaus chrysippus です。アフリカから南アジア・東南アジア・オーストラリアにかけて広く分布し、日本では主に南西諸島(沖縄・奄美など)で見られます。
最大の特徴はその鮮やかな外見です。翅(はね)はオレンジ色を基調とし、縁に黒い縁取りと白い斑点が並んでいます。この派手な模様は警戒色(アポセマティズム)として機能しており、幼虫期にキョウチクトウ科などの植物から取り込んだアルカロイド系の毒を体内に蓄積しているため、鳥などの天敵に食べられにくくなっています。
カバマダラにまつわる主な知識は次の通りです。
- 幼虫の食草:トウワタ(ガガイモ科)などの毒草
- 擬態:無毒の蝶がカバマダラに色や模様を似せるベイツ型擬態の例として有名
- 渡り:季節によって数百キロ規模の移動を行う
- 近縁種:オオカバマダラ(アメリカ産)と同属で生態が類似
チョウの擬態や毒の進化を学ぶ教材としても広く取り上げられ、生物学・進化学の分野で重要な研究対象となっています。
使い方・例文
沖縄の草地でオレンジと黒の鮮やかな蝶を見かけたとき、それがカバマダラであれば毒を持つため鳥には食べられにくい、という自然の仕組みを観察できます。
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