エアロゾルとは?
えあろぞる
エアロゾルとは、気体中に微小な固体粒子や液滴が浮遊している状態、またはその粒子そのものを指す言葉で、大気・気候・健康に幅広く関わる概念です。
エアロゾル(aerosol)とは、気体(主に空気)の中に微粒子が安定して浮遊している分散系のことです。「エアロ(aero=空気)」と「ゾル(sol=コロイド溶液)」を組み合わせた言葉で、粒子径はおおむね0.001〜100マイクロメートルの範囲に及びます。
エアロゾルは発生源によって大きく2種類に分けられます。
- 自然起源:火山灰・砂漠の砂塵(黄砂)・海塩粒子・花粉・森林火災の煙など
- 人為起源:化石燃料の燃焼による煤(すす)・工業排煙・自動車排気ガスなど
エアロゾルは気候変動との関わりが深く、太陽光を散乱・吸収することで地球の放射収支に影響を与えます。また雲の核(雲凝結核)となって降水パターンにも作用します。一般にエアロゾルは冷却効果をもたらすとされていますが、種類によっては温暖化に寄与するものもあります。
健康面では、PM2.5(粒径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質)はエアロゾルの一種であり、肺の深部まで到達して呼吸器疾患や循環器疾患のリスクを高めることが知られています。また感染症の文脈では、飛沫核(エアロゾル感染)が病原体の伝播経路として注目されています。
使い方・例文
「大気中のエアロゾルが増加すると雲の反射率が上がり、地表への日射量が減少する」というように、気候科学や環境問題の解説でよく登場します。
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