アワビ養殖とは?
あわびようしょく
アワビ養殖は、高級食材として知られるアワビを水槽や海面施設で人工的に育てる養殖業です。
アワビ養殖とは、クロアワビ・エゾアワビ・マダカアワビなどを対象に、陸上水槽や海面の施設で稚貝から成貝まで育てる養殖業のことです。アワビは成長が遅く、天然資源の減少や需要の高さから価格が高騰しており、安定供給を目的とした養殖が国内外で展開されています。
養殖の工程は大きく三段階に分かれます。採卵・ふ化では、成熟した親貝から卵と精子を取り出して人工受精を行い、稚貝を育てます。中間育成では、稚貝を陸上の流水式水槽で数ヶ月〜1年程度管理し、コンブやワカメなどの海藻を餌として与えます。本育成では、成長した貝を海中の施設(網かごや岩礁)へ移して自然環境に近い状態で育てるか、引き続き陸上施設で管理します。
アワビの主な餌は海藻類で、養殖では配合飼料(海藻粉末をベースにしたもの)も活用されています。成貝になるまで通常3〜5年程度かかるため、飼育コストが高くなる傾向があります。
日本では岩手・千葉・静岡・三重・長崎などが主要産地です。天然アワビの漁獲量が減少する中、種苗を放流して資源を補充する「栽培漁業」との組み合わせも重要な管理手法となっています。
使い方・例文
陸上の流水式水槽でアワビの稚貝を育てた後、海面の網かごに移して成貝にするアワビ養殖が岩手県の沿岸で行われています。
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