本文へスキップ

黒つぶしとは?

くろつぶし

黒つぶしとは、印刷において黒色が本来の引き締まった表現にならず、周囲との境界が不明瞭になったり、べたっと広がったりする状態を指します。

黒つぶしとは、印刷物において黒色の部分が意図した通りに再現されず、細かい文字や線が読み取れなくなったり、べた面の境界が不明瞭になったりする印刷不良、またはその状態を指します。特に細かいテキストや繊細なラインに現れやすく、品質上の重大な問題となります。

原因としては主に以下が挙げられます。

  • インキ量の過多:インキが多すぎると紙への浸透・にじみが起き、細部がつぶれます。
  • リッチブラック(多色掛け合わせの黒)の使用:CMYKの複数チャンネルに高い値を設定すると、インキの総量が増えてつぶれやすくなります。
  • 版のずれ(見当ずれ):各色版の位置がわずかにずれると、黒の輪郭が甘くなります。
  • 紙の吸収特性:インキ吸収の高い用紙ではにじみが大きくなります。

対策としては、小さいテキストにはリッチブラックを避けてK100%(単色黒)のみ使用すること、インキ総量(TAC値)を適切に制限すること、そして印刷前に刷り本で仕上がりを確認することが基本です。

黒つぶしを防ぐことは、可読性と印刷品質を保つうえで非常に重要であり、データ制作の段階からの配慮が求められます。

使い方・例文

本文の小さな文字にリッチブラックを設定すると黒つぶしが起きやすいため、K100%のみの単色指定が推奨されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語