閘門とは?
こうもん
閘門とは、水位が異なる二つの水域の間に設けられ、船を安全に昇降させるための水路構造物です。
閘門(こうもん)とは、水位の異なる二つの水域をつなぐ運河や河川において、船舶を安全に通過させるための設備です。英語では「lock(ロック)」と呼ばれます。
閘門の基本的な仕組みは次のとおりです。上下流それぞれに扉(閘扉)を持つ「閘室(こうしつ)」と呼ばれる区画があり、船が入ると扉を閉じ、小さな弁(カルバート)を操作して閘室内の水位を目的地側の水位に合わせます。水位が揃ったら下流側(または上流側)の扉を開いて船を通過させます。この仕組みにより、エレベーターのように船を水の力で昇降させることができます。
閘門が歴史的に果たしてきた役割は非常に大きく、山岳部を越える運河や、河川の落差を利用した内陸水運を可能にしてきました。世界で最も有名な例はパナマ運河の閘門で、大西洋と太平洋の水位差を段階的に越えることで、大型船が南米を迂回せずに大西洋と太平洋を行き来できます。
日本では江戸時代に各地の運河で用いられた歴史があり、現在も利根川水系などで貨物船や観光船が閘門を利用しています。また、ダムの上流・下流間で船を通す「閘門式船舶通航設備」も存在します。
使い方・例文
パナマ運河や大阪の大川・土佐堀川周辺の内航運河など、水位差のある水路で船が「水のエレベーター」に乗る仕組みとして閘門が登場します。
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