パナマ運河とは?
ぱなまうんが
パナマ運河とは、中米パナマ地峡を横断し、太平洋と大西洋(カリブ海)を結ぶ全長約80キロメートルの人工水路です。
パナマ運河は、中米パナマ共和国の地峡部を東西に横断し、太平洋とカリブ海(大西洋)を結ぶ国際的な海運の要衝です。全長は約80キロメートルで、閘門(こうもん)式という仕組みを採用しており、船舶を水で満たした区画に入れて水位を上下させることで山岳地帯を越えさせます。
建設の歴史は19世紀後半に遡ります。フランスが最初に掘削工事を試みましたが、技術的困難や黄熱病・マラリアの蔓延により断念しました。その後アメリカが工事を引き継ぎ、1914年に開通しました。建設には膨大な労働力が投入され、多くの犠牲者を出した難工事でした。
運河の経済的・地政学的意義は極めて大きく、以下の特徴があります。
- 南米大陸を迂回する航路と比べて約15,000キロメートルの距離を短縮できる
- 年間1万隻以上の船舶が通航し、世界貿易量の約5%を担う
- 通航可能な船のサイズを示す「パナマックス」という基準が生まれた
- 2016年に拡張工事が完了し、より大型の船舶も通航可能になった
運河はかつてアメリカの管理下にありましたが、1999年にパナマへ完全返還されました。現在はパナマ運河庁が管理・運営しており、通航料収入はパナマの国家財政を支える重要な収入源となっています。
使い方・例文
アジアと北米東海岸を結ぶ貨物船が「パナマ運河」を通航することで、南米大陸を迂回する数週間の航路を短縮し、輸送コストと時間を大幅に削減しています。
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