パナマ地峡とは?
ぱなまちきょう
北アメリカと南アメリカを結ぶ細い陸地で、パナマ運河が開削され、両大洋を結ぶ世界の交通の要衝です。
パナマ地峡(Isthmus of Panama)は、中央アメリカの南端に位置し、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸をつなぐ細長い陸地です。現在のパナマ共和国がその大部分を占め、東西に大西洋(カリブ海)と太平洋が約80キロメートルの幅で迫り合っています。
地学的には、約300万年前に形成されたとされており、その成立によって北米と南米の動植物が相互に移動できるようになりました。これを「グレート・アメリカン・インターチェンジ」と呼び、両大陸の生態系に大きな影響を与えました。また、海流の遮断によって大西洋と太平洋の生態系が分離したことも重要な地質学的意義とされています。
地峡の最大の人工的意義は、1914年に開通したパナマ運河です。太平洋と大西洋を結ぶこの運河は、南米の南端を回るルートを不要にし、世界の海運・貿易を劇的に短縮しました。2016年に完成した拡張工事(ネオパナマックス閘門)により、より大型の船舶の通行が可能になっています。
パナマ地峡はこのように、地理・生態学・世界貿易の三つの観点から極めて重要な場所です。
使い方・例文
「パナマ地峡にあるパナマ運河は、太平洋と大西洋を結ぶ航路として世界の物流を支えている」というように、国際貿易や地理の文脈で頻繁に登場します。
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