閏秒とは?
うるうびょう
閏秒とは、原子時計による時刻と地球の自転に基づく時刻のずれを補正するために挿入または削除される1秒のことです。
閏秒(うるうびょう)は、協定世界時(UTC)と天文観測に基づく世界時(UT1)のずれが0.9秒を超えないよう、UTCに対して加算または減算される調整用の1秒です。国際地球回転・基準系事業(IERS)が必要に応じて決定し、通常は6月末か12月末の深夜に実施されます。
地球の自転は厳密に一定ではなく、潮汐力・大気の変動・地震などの影響でわずかに変動します。一方、原子時計は非常に安定しているため、長期間では両者にずれが生じます。1972年のUTC制度導入以来、2016年末までに27回の閏秒が挿入されています。
閏秒が引き起こす課題も存在します。
- コンピューターシステムの時刻管理に複雑さをもたらす
- インターネットサービスで障害が起きた事例がある
- 「うるう秒スマッシュ」など独自対応手法が生まれた
こうした問題から、国際度量衡局(BIPM)では将来的な閏秒廃止についての議論も進んでいます。2022年の国際度量衡総会では2035年以降の廃止方針が決議されました。
使い方・例文
2017年1月1日の直前には閏秒が挿入され、「8時59分59秒→8時59分60秒→9時00分00秒」という特殊な時刻表示が生じました。
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