醸造アルコールとは?
じょうぞうあるこーる
醸造アルコールとは、日本酒の製造工程で添加される食用エタノールで、香りや味の調整・増量を目的として使われます。
醸造アルコールとは、サトウキビや穀物などを原料として発酵・蒸留によって製造された食用エタノール(アルコール)のことです。日本酒の製造においては、醸造の最終段階で清酒に添加するために使われます。
日本酒の製造において醸造アルコールを添加する目的は主に以下のとおりです。
- 香りの引き出し:吟醸香など揮発性の高い香気成分を効率よく抽出する
- 味のバランス調整:すっきりとした辛口の味わいを生む
- 品質の安定:腐敗防止や品質保持
- コスト管理:一定量の増量により生産効率を高める
醸造アルコールが添加された日本酒は「アル添酒(アルてんしゅ)」とも呼ばれ、純米酒(醸造アルコール無添加)と対比されます。法律上は、清酒1キロリットルあたり116リットル(原料白米重量の10分の1以内)を上限として添加が認められています。
一方で、添加量が多すぎると香りや旨みが希薄になるという批判もあり、純米酒志向の高まりとともに「アル添は質が低い」というイメージが広まった時期もありました。しかし高品質な吟醸酒や本醸造酒においては、醸造アルコールの適切な添加が優れた香りと味わいを生む技術として評価されており、一概に否定できるものではありません。
飲み手としては、ラベルに「純米」と表記があれば醸造アルコール無添加、「本醸造」「吟醸」「大吟醸」のみの表記であれば醸造アルコール添加と判断できます。
使い方・例文
ラベルに「本醸造」と書かれた日本酒には醸造アルコールが添加されており、すっきりした辛口の飲み口が特徴です。「純米吟醸」との飲み比べで、その違いを体感できます。
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