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過冷却水滴とは?

かれいきゃくすいてき

過冷却水滴とは、気温が0度以下になっても凍らずに液体のまま存在する水の微粒子で、航空機の着氷や着雪などの気象現象と深く関わります。

過冷却水滴(かれいきゃくすいてき)とは、気温摂氏0度以下であるにもかかわらず、液体の水として存在し続ける微細な水滴のことです。通常、水は0度で固体(氷)に変わりますが、非常に純粋な水や微小な水滴では、凍結の核となる物質(氷晶核)がないために凍らないことがあります。この状態を「過冷却(supercooling)」と呼びます。

過冷却水滴は雲の中に広く存在しており、特に積乱雲や乱層雲などの中層から上層の雲では一般的に観察されます。気温がマイナス10〜20度程度でも過冷却水滴が存在することがあり、過冷却状態の水滴は外部から衝撃や異物が加わると瞬時に凍結します。

過冷却水滴が引き起こす主な現象として以下が挙げられます。

  • 着氷(アイシング):航空機の翼や機体に過冷却水滴が衝突して凍結し、揚力低下などの危険を引き起こす
  • 着雪・凍雨:地表付近の電線や道路に過冷却水滴が付着して凍結するアイスストーム
  • 雨氷(うひょう):過冷却雨滴が地表物に触れた瞬間に透明な氷の膜を形成する現象

気象予報の分野では、航空気象として特に重要視されており、フライト前の天気情報には過冷却水滴を含む雲の有無が確認項目となっています。

使い方・例文

冬の飛行中に積乱雲に突入した航空機が、過冷却水滴による着氷でエンジンや翼に影響を受けるケースがあるため、パイロットは事前に注意を払います。

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