本文へスキップ

過冷却とは?

かれいきゃく

過冷却は、液体凝固点を下回っても凍らずに液体のまま存在する現象です。

過冷却とは、水などの液体冷やしていく際に、本来凍り始めるはずの凝固点(水であれば0度)を下回っても、結晶化が始まらず液体の状態を保ち続ける現象を指します。液体が氷などの固体に変化するには、分子が規則正しく並ぶための核となる部分が必要ですが、不純物や振動がなく非常に静かな条件が整っていると、この核ができないまま温度だけが下がっていくことがあります。

過冷却状態の液体は非常に不安定で、わずかな振動や衝撃、あるいは氷の結晶や不純物が加わるといった些細なきっかけによって、瞬間的に凍結が進みます。凍結が起こる瞬間には潜熱が放出されるため、液体の温度が一気に凝固点付近まで戻る様子も観察されます。

ペットボトルに入れた水を静かに冷やし、取り出した瞬間に衝撃を与えると一気に凍る実験として知られるほか、雲の中の水滴が氷点下でも液体のまま浮遊する現象や、道路や翼への着氷を招く事故の原因の一つとしても知られています。

使い方・例文

「静かに冷やした水はゼロ度以下でも過冷却状態になることがある」のように、物理現象として説明されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語