連続式蒸留とは?
れんぞくしきじょうりゅう
連続式蒸留とは、原料液を連続的に供給しながら高純度のアルコールを効率よく取り出す蒸留方式です。
連続式蒸留とは、蒸留装置に原料液を途切れることなく供給し続けながら、同時にアルコール分を連続的に取り出す蒸留方式です。19世紀初頭にアイルランドのイーニアス・コフィが改良した「コフィスチル(パテントスチル)」がその代表的な装置として知られています。
仕組みとしては、縦に積み重ねた多数のプレート(棚段)を持つ塔型の装置を用います。原料液を上部から投入し、下部から蒸気を吹き上げることで、揮発性の高いアルコール分が上段へと濃縮されていきます。この工程を繰り返すことで、アルコール度数90%を超える高純度のスピリッツを得ることができます。
焼酎の世界では「甲類焼酎」の製造にこの方式が採用されており、クセが少なくピュアな味わいが特徴です。一方、単式蒸留(ポットスチル)で造る乙類焼酎と比べると、原料由来の香味成分は少なくなります。連続式蒸留は以下の点で優れています。
- 大量生産に適しており生産効率が高い
- 高純度のアルコールを安定して得られる
- ウイスキー・ウォッカ・ジンなど多くの蒸留酒製造に応用される
- チューハイや缶カクテルのベーススピリッツとして広く使われる
こうした特性から、連続式蒸留は酒類産業において欠かせない技術として定着しています。
使い方・例文
コンビニで売られているチューハイや大衆居酒屋の酎ハイのベースには、連続式蒸留で作られた甲類焼酎が使われていることが多いです。
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