単式蒸留とは?
たんしきじょうりゅう
単式蒸留とは、蒸留器を一度だけ使って醪を蒸留する伝統的な製法で、原料の風味や香りが酒に残りやすい特徴があります。
単式蒸留(たんしきじょうりゅう)とは、単式蒸留器(ポットスチル)と呼ばれる蒸留装置を用いて、発酵した醪(もろみ)を一度だけ加熱・蒸発・冷却してアルコールを分離・濃縮する蒸留方法です。連続式蒸留と対をなす製法として、世界各地の伝統的な蒸留酒に用いられています。
単式蒸留の仕組みは比較的シンプルです。蒸留釜に醪を入れ、加熱するとアルコールと香気成分が水より先に気化します。これを冷却管で液体に戻すと、原料由来の成分を多く含む蒸留液が得られます。一度の蒸留ではアルコール濃度があまり高くならないため、ウイスキーなどでは2〜3回繰り返すこともあります。連続式蒸留との違いを以下に示します。
- 単式蒸留:原料の香味成分が残る・アルコール度数は比較的低め
- 連続式蒸留:高純度のアルコールが得られる・クセが少なくニュートラルな風味
日本酒税法では、単式蒸留で造った焼酎を「乙類焼酎(本格焼酎)」と定義しています。ウイスキー(スコッチ・アイリッシュ)、コニャック、ラム、本格焼酎、泡盛など、世界の伝統的な蒸留酒の多くが単式蒸留を採用しており、原料の個性と土地の風味を表現する製法として珍重されています。
使い方・例文
本格焼酎やシングルモルトウイスキーの解説記事・テイスティングノートで「単式蒸留ならではの原料の香り」という形で登場し、連続式蒸留との対比として酒類の製法を説明する際に使われます。
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