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腸管出血性大腸菌とは?

ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん

ベロ毒素(志賀毒素)を産生する病原性大腸菌の一種で、出血性の下痢や溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こします。

腸管出血性大腸とは、強力な毒素であるベロ毒素(志賀毒素を産生する病原性大腸菌の一群です。代表的な血清型として「O157:H7」が広く知られていますが、O26・O111・O128など他の血清型も存在します。感染症法では三類感染症に指定されており、集団食中毒原因として重要視されています。

感染経路は主に汚染された食品や水の摂取、または感染者との接触による糞口感染です。牛の腸内に保菌されていることが多く、生肉(特に牛レバーや牛ひき肉)、未殺菌の牛乳・野菜・果物などが感染源となりやすいです。少量の菌(数十〜数百個程度)でも感染が成立するため、特に注意が必要です。

症状は感染から数日後に始まる激しい腹痛・水様性下痢・出血性下痢です。多くは1〜2週間で回復しますが、小児や高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発して腎不全や脳症を引き起こすことがあり、重篤化する場合があります。

予防には、食肉を中心部まで十分に加熱すること(75℃以上で1分以上)、調理前の十分な手洗い、生食と加熱食品の交差汚染を防ぐことが重要です。日本では生牛レバーの販売が法律で禁止されています。

使い方・例文

バーベキューで牛ひき肉を使ったハンバーグを焼く際、中心部までしっかり火を通さないと腸管出血性大腸菌による食中毒のリスクがあります。

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