本文へスキップ

肋間神経とは?

ろっかんしんけい

肋間神経とは、胸椎から出て肋骨に沿って走る脊髄神経で、胸部・腹部の皮膚感覚と筋肉運動を担います。

肋間神経(ろっかんしんけい、intercostal nerve)とは、胸椎(T1〜T11)の各脊髄神経の前枝が肋間腔(隣り合う肋骨の間)を走行する神経のことです。第12胸椎から出る神経は肋骨下縁を走るため「肋骨下神経」とも呼ばれます。

肋間神経は混合神経であり、次の機能を持ちます。

  • 運動神経:肋間筋・腹筋群(外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・腹直筋)を支配し、呼吸体幹の動きを制御します。
  • 感覚神経:胸壁・腹壁の皮膚感覚(触覚・温痛覚)を脳へ伝えます。
  • 自律神経線維:皮膚の血管や汗腺にも分布します。

肋間神経は各肋骨の下縁(肋間溝)に沿って走るため、胸腔穿刺や肋骨骨折の際には損傷リスクがあります。帯状疱疹ウイルスが肋間神経に感染すると、神経に沿った激しい痛みと水疱が帯状に現れ、治癒後も帯状疱疹後神経痛として慢性的な痛みが残ることがあります。また、術後の疼痛管理として肋間神経ブロック(局所麻酔薬注射)が広く用いられます。

使い方・例文

帯状疱疹が肋間神経に沿って発症すると、片側の胸や背中に帯状の皮疹と強い痛みが生じます。肋間神経ブロックで痛みを和らげることがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語