竜舌蘭とは?
りゅうぜつらん
竜舌蘭とは、メキシコを中心とする乾燥地帯原産の多肉植物で、鋭い葉先と巨大な花茎を持ち、テキーラやメスカルの原料としても知られています。
竜舌蘭(りゅうぜつらん、学名:Agave)は、キジカクシ科(旧ユリ科)アガベ属に属する多肉植物の総称です。メキシコを中心とした北米・中米の乾燥地帯が原産地で、世界に200種以上の種が存在します。名前の「竜の舌」は、鋭い先端を持つ厚みのある葉の形状に由来しています。
竜舌蘭の葉はロゼット状(放射状)に広がり、葉の先端は非常に鋭く硬い棘になっています。葉には水分と栄養素を貯蔵する仕組みがあり、厳しい乾燥環境でも生育できます。成長は非常にゆっくりとしており、一般的に数年から数十年かけて成熟します。
竜舌蘭の最大の特徴の一つが「一回繁殖性(モノカルピック)」です。一生のうちに一度だけ、数メートルから十数メートルに及ぶ巨大な花茎(花序)を伸ばして開花・結実し、その後に親株は枯死します。この様子から英語では「century plant(百年草)」とも呼ばれますが、実際の開花には10〜30年程度かかる種が多いです。
文化・産業面での活用も広範囲にわたります。
- テキーラ:ブルーアガベの球茎部分を蒸留して製造するメキシコの国民的蒸留酒
- メスカル:複数のアガベ種を原料とする蒸留酒
- 繊維:葉から取れるシサル麻は縄やロープの原料
- 観葉植物:鮮明な模様の品種が世界中で人気
近年は多肉植物ブームや「アガベ」の名称でのSNS人気により、コレクターズプランツとしても注目されています。
使い方・例文
「竜舌蘭から作られるテキーラはメキシコを代表する蒸留酒です」「観葉植物としてアガベを室内で育てる愛好家が増えている」のように使われます。
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