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煙霧とは?

えんむ

煙霧とは、細かい塵や煙の粒子が大気中に漂い、視程が低下しているものの霧や靄とは異なる乾いた霞がかった状態のことです。

煙霧(えんむ)は、気象観測上の天気の一区分で、乾いた微粒子(土埃・煙・花粉工場排煙・砂塵など)が大気中に浮遊して視程が低下した状態を指します。英語の「haze(ヘイズ)」に相当し、水滴から成る霧(fog)や霞(mist)とは明確に区別されます。

気象上の定義では、視程が1キロメートル以上10キロメートル未満で相対湿度が75%未満の状態を煙霧とすることが多く、水分が原因ではなく固体または液体の乾いた粒子が視程を妨げている点が特徴です。

煙霧の主な発生要因としては以下が挙げられます。

  • 黄砂:中国内陸部の砂漠から偏西風に乗って飛来する砂塵
  • 光化学スモッグ:工業・自動車排気が紫外線と反応して生じるオキシダント
  • 山火事や野焼きの煙
  • 大気の安定(逆転層)による汚染物質の蓄積
  • PM2.5などの微小粒子状物質の高濃度化

煙霧が発生すると空が白くかすみ、遠景が見えにくくなります。目・のど・呼吸器への刺激や、健康被害(呼吸器疾患・循環器疾患の悪化)が懸念されるため、気象庁の天気実況情報や環境省の大気汚染情報と合わせて注意が促されます。航空・海上交通の安全にも影響するため、視程観測の重要項目の一つです。

使い方・例文

「今日は煙霧のため市街地全体が白くかすんでおり、遠くのビルがほとんど見えません。外出時はマスクを着用してください」という形で、黄砂情報やPM2.5の注意喚起とともに使われます。

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