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渦鞭毛藻とは?

うずべんもうそう

鞭毛藻とは、二本の鞭毛をもつ単細胞の真核藻類で、海洋プランクトンの重要な構成員です。

鞭毛(うずべんもうそう、英: Dinoflagellate)は、真核生物の一群で、二本の鞭毛を異なる方向にもち、特有の回転しながら進む運動をすることからこの名がついています。体を覆うセルロース製の板状構造(被甲)をもつものと、もたないものがあり、形態は多様です。

生態上は海洋・淡水の浮遊プランクトンとして広く分布し、光合成を行う独立栄養種が多い一方、他の生物を捕食する従属栄養種も存在します。サンゴ礁共生する褐虫藻(ズーキサンテラ)は渦鞭毛藻の一種で、サンゴに光合成産物を提供し、珊瑚礁の基盤を支えています。

一部の種は有毒で、大量増殖すると赤潮を引き起こします。麻痺性貝毒(PSP)や下痢性貝毒(DSP)の原因物質を産生する種があり、二枚貝に毒素が蓄積して食中毒を招く場合があります。また、夜光虫(ヤコウチュウ)など生物発光を行う種もよく知られており、波打ち際が青白く光る現象の原因となることがあります。

進化的には複雑な経緯をもち、葉緑体の起源も多様です。現在ではアルベオラータというグループに分類され、マラリア原虫などを含む頂複合体動物とも近縁関係にあります。

使い方・例文

赤潮の発生原因や、サンゴの白化現象(共生渦鞭毛藻の消失)を説明する文脈でよく登場します。また高校・大学の生物の授業でプランクトンの多様性を示す代表例として取り上げられます。

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