海百合とは?
うみゆり
海百合とは、ウミユリ綱に属する棘皮動物で、深海や岩礁に固着して生息する花に似た形の海洋生物です。
海百合(ウミユリ)は、ヒトデやウニと同じ棘皮動物門に属する生物で、学術的にはウミユリ綱(Crinoidea)に分類されます。その名のとおり、茎と羽状の腕(腕冠)が花のように広がる独特の形態を持ちます。
体の構造は大きく分けて三つの部分から成ります。
- 萼(がく):内臓を収める中央部分
- 腕(腕冠):餌をとらえる羽毛状の触手が並ぶ部分
- 茎・根:岩や海底に固着するための部分
海百合の仲間は約5億年前の古生代カンブリア紀から存在し、化石記録が豊富なため「生きた化石」とも呼ばれます。現在も世界の熱帯・温帯の浅海から深海にかけて約600種以上が生息しており、サンゴ礁や岩礁域で見られる「ウミシダ」は茎を持たない自由生活型の近縁群です。
美しい外見から観賞用として注目されることもありますが、飼育が難しく、自然界では重要な底生生態系の構成員として有機物の循環に役立っています。
使い方・例文
「海百合の化石が石灰岩の中から見つかった」のように古生物学の文脈でよく登場し、博物館の展示や海洋生物の図鑑でもその幻想的な姿が紹介されます。
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