ウミユリとは?
うみゆり
ウミユリは深海から浅海に生息する棘皮動物で、植物の花のような優美な形をしていますが、ヒトデやウニと同じ仲間の動物です。
ウミユリ(海百合)は、棘皮動物門ウミユリ綱(Crinoidea)に属する海産無脊椎動物です。花びらのように放射状に広がる腕(腕足)と、岩などに固着するための茎や根足を持ち、その姿が百合の花を思わせることから「ウミユリ」と名付けられました。
- 有茎ウミユリ(stalked crinoid):長い茎で海底に固着して生活し、深海に多い。古生代には繁栄し、石灰岩の化石として多く産出する
- 羽毛星類(feather star):成体になると茎を失い、うごく腕(巻枝)で岩や珊瑚に一時的につかまりながら遊泳・這行もできる。浅い熱帯・亜熱帯の礁域に多く見られる
食性は懸濁物食で、腕の表面に並ぶ管足と粘液で海水中のプランクトンや有機粒子を捉えて摂取します。腕の数は種によって異なり、5本を基本に10・20・200本を超えるものまで多様です。
ウミユリは古生代から現代まで生き続ける「生きた化石」的な存在であり、5億年以上の進化史を持ちます。日本近海にも多くの種が分布しており、サンゴ礁や深海底の生態系において重要な役割を担っています。
使い方・例文
沖縄や熱帯の海でダイビングをすると、サンゴの上で腕を広げる羽毛星類(ウミユリの仲間)が見られることがあります。博物館では古生代の石灰岩にウミユリの化石が保存されている標本が展示されています。
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