歌合とは?
うたあわせ
歌合(うたあわせ)とは、平安時代以降に盛んに行われた、左右二組に分かれて和歌の優劣を競う宮廷文学の行事です。
歌合は、参加者を左右二組(左方・右方)に分け、それぞれが詠んだ和歌を一対一で比べて優劣を判定する文学的競技の場です。平安時代中期から室町時代にかけて、貴族社会・宮廷を中心に盛んに行われました。
歌合の進行は、あらかじめ題(テーマ)が設けられ、各参加者がその題で歌を詠んでおきます。当日は左右それぞれの歌が読み上げられ、判者(はんじゃ)と呼ばれる歌の権威が勝ち負けや引き分けを判定します。判者の判詞(はんし)には歌の批評が含まれ、歌論・歌学の発展にも大きく貢献しました。
著名な歌合としては「六百番歌合」「千五百番歌合」などがあります。藤原俊成・定家父子が判者を務めた歌合は、後の「新古今和歌集」の撰歌にも影響を与えました。歌合は単なる競技を超えて、和歌の技術を磨き、歌人同士が交流する場としての役割も担っていました。
使い方・例文
「院の御所で催された歌合では、俊成が判者を務め、春の題で詠まれた歌の優劣が丁寧な判詞とともに示された」のように、平安・中世の宮廷文学の文脈で登場します。
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