楕円銀河とは?
だえんぎんが
楕円銀河とは星の渦巻き構造を持たず、楕円形または球状に分布する星の集合体からなる銀河の種類です。
楕円銀河(だえんぎんが、Elliptical Galaxy)は、銀河の形態分類のひとつで、渦巻き腕を持たず、星が楕円体(または球体)状に分布している銀河です。ハッブルの銀河分類ではE0(円形)からE7(扁平な楕円形)まで細分されます。
- ガスや塵(星間物質)がほとんど残っていないため、新しい星の形成活動が非常に少ない
- 古い赤みがかった星(種族IIの星)が多数を占める
- 星の軌道が不規則・ランダムで、渦巻き銀河のような規則的な回転を持たない
- 宇宙の大規模構造の中心付近(銀河団の中心部)に多く見られる
楕円銀河の形成メカニズムとして、複数の渦巻き銀河が衝突・合体して形成されたという「銀河合体説」が有力視されています。中心部には超大質量ブラックホールを持つものが多く、活動銀河核(AGN)や電波銀河の母天体となる場合もあります。
宇宙全体の銀河数で見ると楕円銀河は少数派ですが、質量の大きな巨大銀河には楕円銀河が多く、局部銀河群や乙女座銀河団の中心銀河(M87など)も楕円銀河です。
使い方・例文
天文台での観測授業で乙女座銀河団を観察した際、中心付近に位置するM87が楕円銀河の典型例として紹介された。
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