桑の実とは?
くわのみ
桑の実とは、クワの木になる果実で、甘酸っぱい風味をもち、生食やジャムのほか薬用・染料としても利用されてきた実です。
桑の実(くわのみ)は、クワ科クワ属の落葉樹であるクワ(桑)の果実です。日本・中国・朝鮮半島・北米など北半球の温帯〜亜熱帯に広く分布します。白桑・山桑・カラグワなど複数の種があり、日本で見られるのは主にヤマグワ(Morus australis)です。
果実は小さな核果が集まった集合果で、長さ1〜3cm程度の楕円形をしています。未熟なうちは白〜赤色で、熟すと黒紫色になります。旬は地域によって差がありますが、おおむね初夏(5〜6月頃)で、「マルベリー」という英名でも親しまれています。
栄養面では、アントシアニン(黒紫色の色素・抗酸化作用)・ビタミンC・鉄分・カルシウムを含みます。漢方では桑の実を「桑椹(そうじん)」と呼び、滋養強壮・補血・利尿の生薬として利用してきた歴史があります。また果実の色素は布や食品の着色にも用いられてきました。
利用方法としては生食のほか、ジャム・シロップ・果実酒(桑の実ワイン)・スムージーなどに加工されます。近年では健康食品やスーパーフードとしての注目も高まっています。かつては養蚕(カイコの餌としての桑葉栽培)と深く関わっており、日本の農業史においても重要な植物です。
使い方・例文
野山でクワの木を見つけ、黒紫色に熟した実を摘んで食べるのは昔ながらの野遊びの楽しみです。ジャムにすると色鮮やかで酸味と甘みのバランスが良く、パンやヨーグルトに合います。
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