星周円盤とは?
せいしゅうえんばん
星周円盤とは、恒星の周囲を取り巻くガスやダストが円盤状に集まった構造で、惑星形成の場となる重要な天体現象です。
星周円盤(せいしゅうえんばん、circumstellar disk)とは、恒星の周囲を回転しながら取り巻くガス・ダスト・氷などの物質が、星の赤道面に沿って平らな円盤状に分布した構造のことです。惑星系の誕生と深く関わる天体として、現代の天文学で精力的に研究されています。
星周円盤の形成は、恒星が分子雲の収縮によって誕生する過程と密接に関係しています。回転しながら収縮するガス雲は角運動量の保存則により、中心に原始星が生まれると同時にその周囲に円盤状の構造を形成します。これが原始惑星系円盤(protoplanetary disk)と呼ばれる段階で、この中でダスト粒子が互いに衝突・合体を繰り返し、やがて惑星の種となる微惑星へと成長します。
星周円盤の主な種類には以下があります。
- 原始惑星系円盤:惑星形成過程にある若い星を取り巻くガスとダストの円盤
- デブリ円盤:惑星形成後に残った微惑星・小天体の衝突破片からなる円盤
- 降着円盤:コンパクト天体(ブラックホール・白色矮星など)に物質が落ち込む際に形成される円盤
アルマ望遠鏡(ALMA)などの高感度電波望遠鏡によって、近傍の若い星を取り巻く星周円盤の詳細な構造が撮影されるようになり、惑星形成の理解が急速に深まっています。太陽系も誕生初期には星周円盤が存在したと考えられており、その名残が現在の惑星配置に刻まれています。
使い方・例文
「ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた若い星の周囲には、惑星が生まれつつある星周円盤が輝いていた」というように、惑星誕生の仕組みや宇宙観測の話題で登場します。
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