担子菌とは?
たんしきん
担子菌とは、キノコやサビ病菌などを含む菌類の一大グループで、担子器と呼ばれる器官で胞子を形成する真核生物です。
担子菌(たんしきん、Basidiomycota)とは、菌類(真菌)の主要な門のひとつで、担子器(たんしき)と呼ばれる特殊な細胞の先端に胞子(担子胞子)を外向きに形成することが最大の特徴です。子嚢菌と並ぶ高等菌類の一方を構成します。
担子菌はその多様性と生態的重要性において際立っています。私たちが「キノコ」と呼ぶ多くの生物はこのグループに属し、シイタケ・マツタケ・エリンギ・マイタケ・マッシュルームなど食用・薬用のものから、毒キノコ(ドクツルタケ・カキシメジなど)まで含みます。
担子菌の主な分類グループには次のようなものがあります。
- ハラタケ類(傘と柄をもつ典型的なキノコ)
- 腹菌類(ホコリタケ・スッポンタケなど内部に胞子をもつもの)
- サビ病菌・黒穂病菌(植物病原菌として農業上重大)
- 木材腐朽菌(セルロース・リグニンを分解する白色腐朽・褐色腐朽菌)
生態系においては、土壌や枯れ木の有機物を分解する分解者として炭素・窒素循環に欠かせない役割を果たします。また、樹木の根と共生する菌根菌(外生菌根菌)として植物の栄養吸収を助ける共生者でもあります。
使い方・例文
スーパーで売られているシイタケやエリンギは担子菌の代表例であり、また森の大木の根に絡みつくマツタケも担子菌が植物と共生する好例です。
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