干ばつとは?
かんばつ
干ばつとは、長期間にわたって降水量が著しく少ない状態が続き、農業・生活・生態系に深刻な水不足をもたらす気象現象のことです。
干ばつ(かんばつ)とは、ある地域において通常よりも降水量が顕著に少ない状態が数週間から数か月以上継続し、河川・湖沼・地下水の水位が低下し、農業用水や生活用水が慢性的に不足する気象・水文学的な現象です。単なる「雨が降らない日」とは異なり、長期的・広域的な水の欠乏を指す概念です。
干ばつはその性質から以下のように分類されることがあります。
- 気象学的干ばつ:降水量が統計的な平均を大幅に下回る状態
- 農業的干ばつ:土壌水分が作物の生育に必要な量を下回り、収量に影響が出る状態
- 水文学的干ばつ:河川流量や地下水位が長期的に低下した状態
- 社会経済的干ばつ:水不足が人間の生活・経済活動に実害をもたらす状態
干ばつは農作物の枯死・食料不足・山火事リスクの増大・生態系の破壊など、広範な二次的被害をもたらします。歴史的には干ばつが飢饉・移住・社会的混乱の引き金となった事例が数多く記録されています。アフリカのサヘル地帯・オーストラリア内陸部・中央アジアなどは干ばつの常習地域として知られています。日本でも1994年などに深刻な渇水が発生し、取水制限が長期間続いた経緯があります。
近年、気候変動の影響で干ばつの頻度・深刻度が増す傾向が指摘されており、国際社会での水資源管理や節水技術の開発が急務となっています。
使い方・例文
干ばつが長引くと貯水池の水位が急激に低下し、農業用水の取水制限や家庭への給水制限が実施されることがあります。
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