間伐とは?
かんばつ
間伐とは、森林の健全な成長を促すために、密集した木の一部を計画的に切り取る管理作業のことです。
間伐(かんばつ)とは、人工林や天然林において、木々の密度を適切に保つために一部の立木を伐採する森林管理の手法です。森林の健全な育成と木材の質向上を目的として行われます。
植林後、木が成長するにつれて樹冠(枝葉の広がり)が重なり合い、光・水・養分をめぐる競争が激しくなります。過密状態が続くと、個々の木が細くひょろ長く育ち、根張りも弱くなって風倒木が増えます。また林床(地表)への光が届かなくなり、下草が育たず土壌の保水力が低下します。間伐によって密度を下げることで、残された木に光と養分が行き渡り、太く丈夫な木材が育ちます。
間伐の方法には主に以下があります。
- 定性間伐:樹形の悪い木や細い木を選んで除去する
- 定量間伐:本数密度に応じて一定割合で伐採する
- 列状間伐:作業効率を高めるため列単位で伐採する
間伐材は建築材・合板・チップ・バイオマス燃料などに活用されます。日本では戦後に大量植林された人工林の多くが間伐不足の状態にあり、森林の荒廃や土砂災害リスクの増大が問題となっています。適切な間伐は、木材生産だけでなく水源涵養・防災・生物多様性の維持にも欠かせない取り組みです。
使い方・例文
スギ林に入ると薄暗く下草もほとんど生えていない場合、長年間伐が行われていないサインで、専門家が間伐計画を立てて実施します。
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