過密とは?
かみつ
過密とは、一定の地域や空間に人口・施設・機能が過度に集中し、生活環境や社会インフラに支障をきたしている状態のことです。
過密(かみつ)とは、ある地域や空間において人口・建物・産業・交通などが適正水準を超えて集中している状態を指す言葉です。対義語は「過疎」であり、両者はしばしばセットで論じられる社会問題です。
日本では高度経済成長期以降、東京・大阪・名古屋などの大都市圏への人口流入が急激に進み、都市部の過密と地方の過疎という対照的な問題が同時に発生しました。都市の過密が引き起こす具体的な問題には以下のようなものがあります。
- 交通渋滞・満員電車など交通インフラの逼迫
- 住宅不足や地価・家賃の高騰
- 大気汚染・騒音・ごみ処理などの環境問題
- 学校・病院・保育所など公共施設の不足
- 災害時の避難困難や被害拡大リスクの増大
日本政府はこれまで地方移転の促進、工場等制限法による大都市圏への立地規制、地方創生政策など様々な対策を講じてきましたが、東京一極集中の傾向は現在も続いています。近年は新型コロナウイルスの感染拡大を契機としてテレワークが普及し、都市部から地方や郊外への転居が一部で進んだことで、過密解消への新たな可能性として注目されています。過密問題は都市計画・国土政策の根幹に関わるテーマとして、引き続き重要な社会的課題となっています。
使い方・例文
「東京の過密を解消するため、企業の地方移転を促す政策が検討されている」のように、都市問題・国土政策の文脈で広く使われます。鉄道の混雑率が高い状態を「過密ダイヤ」と表現することもあります。
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