サヘル地帯とは?
さへるちたい
サヘル地帯とは、サハラ砂漠の南縁に広がる、砂漠と草原の境目にあたる帯状の地域です。
サヘル地帯とは、アフリカ大陸のサハラ砂漠南縁に東西に細長く広がる、乾燥した砂漠とサバンナ気候の草原地帯との移行帯を指す呼び名です。アラビア語で「岸辺」や「縁」を意味する言葉に由来するとされ、西は大西洋岸から東は紅海沿岸付近まで及ぶ広大な地域です。
この地域はセネガル、マリ、ニジェール、チャド、スーダンなど複数の国にまたがっており、降水量が少なく年ごとの変動も大きいため、干ばつが繰り返し発生しやすい気候的特徴を持っています。牧畜や天水農業を生活基盤とする人々が多く暮らしていますが、乾燥化や砂漠化の進行が農牧業に大きな影響を与えてきました。
二十世紀後半には大規模な干ばつが相次ぎ、深刻な飢饉や難民問題を引き起こしたことから、国際的な支援や砂漠化対策が進められてきました。近年は気候変動の影響に加え、人口増加や資源をめぐる対立、治安の不安定化といった課題も重なり、国際社会が注目する地域の一つとなっています。
使い方・例文
サヘル地帯で干ばつによる食料不足が深刻化する、サヘル地帯の砂漠化対策を支援する、のように使われます。
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