崖錐とは?
がいすい
崖錐とは、崖や急斜面から崩れ落ちた岩石・砂礫が斜面下部に積み重なってできた錐状(円錐形)の地形です。
崖錐(がいすい)は、急峻な崖や山の斜面から風化・凍結融解・重力などの作用で剥離した岩石や砂礫が、斜面下部に扇状〜錐状に堆積した地形を指します。英語では「talus」または「scree」と呼ばれ、地形学・地質学で広く用いられる概念です。
崖錐が形成される主なメカニズムは以下のとおりです。
- 凍結融解:岩石の割れ目に入り込んだ水が凍結膨張と融解を繰り返すことで岩石が崩落する
- 風化:気温変化・雨水・植物の根などによって岩石が脆くなる
- 重力崩落:風化した岩石が重力に従って斜面を落下し堆積する
堆積した岩塊の大きさは不均一で、大きな岩塊ほど転がりやすいため斜面の末端部に集まる傾向があります。崖錐の表面は不安定で、人や動物が歩くと崩れやすく、登山での危険地帯となることも少なくありません。
崖錐は山岳地帯・渓谷・海岸崖などで広く見られ、特に急峻な山脈の山麓や、寒冷地の氷河地形周辺では大規模な崖錐が発達することがあります。長期的には植生に覆われて安定し、独特な生態系の場となる場合もあります。
使い方・例文
登山ガイドや地形図の解説で「山頂付近の崖から落ちた岩が積み重なった崖錐帯をトラバースする」という形で登場します。
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