融解とは?
ゆうかい
融解とは、固体が熱を吸収して液体に変化する現象のことで、いわゆる「溶ける」状態変化を指します。
融解(ゆうかい)とは、物質が固体の状態から液体の状態へと変化する現象を指します。物質に熱を加えることで粒子の熱運動が活発になり、固体の規則的な結晶構造が崩れて流動性をもつ液体へと移行します。
融解が起こる温度を融点(ゆうてん)といい、物質ごとに固有の値をもちます。たとえば氷の融点は0℃(1気圧の条件下)、鉄の融点は約1538℃です。融点は物質の純度確認や同定にも利用される重要な物性値です。
融解に必要なエネルギーを融解熱(または融解エンタルピー)といいます。固体から液体に変わる際に外部からエネルギーを吸収するため、融解は吸熱過程です。逆に液体が固体になる現象は凝固と呼ばれ、この際には同量の熱が放出されます。
融解は私たちの日常生活に深く関わっています。
- 料理での氷や油脂の加熱
- 金属の鋳造・精錬(溶鉱炉での製鉄)
- 半導体製造における結晶成長
- 地球規模では氷河・極地の氷が融解して海面上昇を引き起こす現象
なお「溶解」は物質が別の物質(溶媒)に均一に混ざり込む現象で、融解とは区別されます。
使い方・例文
「気温が上がってアイスクリームが融解した」「高炉の中で鉄鉱石が融解し、溶けた鉄が取り出される」のように、固体が熱で液体になる場面で使います。
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