始生代とは?
しせいだい
始生代とは、約40億年前から25億年前に相当する地質年代で、地球上に最初の生命が誕生した時代のことです。
始生代(アーキアン)とは、地質年代の区分のひとつで、約40億年前から25億年前の約15億年間を指します。かつては「太古代」とも呼ばれ、顕生代以前の「先カンブリア時代」に属します。
この時代の地球は現在とは大きく異なる環境でした。大気には酸素がほとんど存在せず、メタンや二酸化炭素が主成分の還元的な雰囲気に包まれていました。海洋もすでに形成されていましたが、海水温は現在より高かったと考えられています。
始生代を特徴づける主な出来事は以下のとおりです。
- 地球上最古の岩石(約40億年前のカナダ・スラエブ片麻岩など)が形成
- 最初の生命とされる原核生物(バクテリアや古細菌)が誕生・繁殖
- シアノバクテリアの先駆的な光合成活動が始まる
- 大陸地殻の形成が進み、安定した「クラトン」と呼ばれる古い大陸核が生まれる
始生代の終わりにかけてシアノバクテリアが光合成によって酸素を放出しはじめ、続く原生代には大気組成が劇的に変化する「大酸化イベント」へとつながります。始生代の研究は生命の起源解明において最重要な課題のひとつです。
使い方・例文
「始生代に形成された片麻岩は、当時の地球環境を知るための貴重な手がかりとなっている」のように、地球初期の地層や化石を語る文脈で使われます。
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