先カンブリア時代とは?
せんかんぶりあじだい
先カンブリア時代とは、地球誕生から約5億4100万年前のカンブリア紀が始まるまでの、地球史の約88%を占める長大な時代区分です。
先カンブリア時代(Precambrian)とは、地球が誕生した約46億年前から、古生代カンブリア紀が始まる約5億4100万年前までの時代を総称した呼び名です。地球の歴史全体のうちおよそ88%を占める膨大な時間にあたります。
先カンブリア時代は大きく以下の区分に分けられます。
- 冥王代(約46億〜40億年前):地球誕生直後。表面は溶岩に覆われ、隕石の激しい衝突が続いた時代
- 太古代(始生代)(約40億〜25億年前):最初の単細胞生物(原核生物)が出現した時代
- 原生代(約25億〜5億4100万年前):酸素濃度の上昇、真核生物の出現、全球凍結(スノーボールアース)などが起きた時代
この時代の生物は主に微小な単細胞生物や藻類が中心で、化石として残りにくいため長らく「化石がない時代」とされてきました。しかし近年の研究で、ストロマトライト(シアノバクテリアが作る積層構造)や微細な有機物の痕跡化石が数多く発見されており、生命の歴史の解明が進んでいます。
先カンブリア時代末期の原生代後期には多細胞生物(エディアカラ生物群)が出現し、続くカンブリア紀の「生命の爆発的多様化」への橋渡しとなりました。
使い方・例文
地球の歴史や生命の起源を扱う授業・教科書で「カンブリア紀より前の長大な時代」として最初に登場する用語です。
この用語をシェア
最終更新: