太陰太陽暦とは?
たいいんたいようれき
太陰太陽暦とは、月の満ち欠けを基準とした太陰暦に、太陽年との誤差を補正するための閏月を加えて調整する暦法です。
太陰太陽暦(たいいんたいようれき)は、月の運行(朔望月)に基づいて月日を数えながら、同時に太陽年(季節)との一致も保つように調整する暦の体系です。純粋な太陰暦(イスラム暦など)が季節と無関係にずれていくのとは異なり、農業や農耕儀礼に合わせた季節の維持が求められたことから発展しました。
太陰暦の1年は約354日で、太陽年(約365.25日)より約11日短いため、数年に一度「閏月」を挿入して調整します。どの年に閏月を入れるかを決めるために、古代中国では「19年に7回の閏月」を設ける「メトン周期」が活用されました。
太陰太陽暦の主な特徴は以下の通りです。
- 月の初日は必ず新月(朔)にあたる
- 1か月は29日または30日
- 閏年は13か月を持つ
- 二十四節気で季節を補完する
日本では明治5年(1872年)まで太陰太陽暦(旧暦)が公式に使用されており、現在でもお盆・七夕・旧正月など多くの伝統行事の日付は旧暦に基づいています。中国・韓国・ベトナムなどでも旧正月行事として現代まで受け継がれています。
使い方・例文
「旧暦の七夕は新暦とずれる」という話題が毎年夏に出るが、これは明治以降に採用したグレゴリオ暦と、かつて使われていた太陰太陽暦の月日のずれによるものです。
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