塵旋風とは?
じんせんぷう
塵旋風とは、地表が強く熱せられた際に発生する小規模な上昇気流が渦を巻き、砂やほこりを巻き上げる気象現象のことです。
塵旋風(じんせんぷう)は、英語でダスト・デビル(dust devil)とも呼ばれ、晴天時に地表が強く加熱されることで生じる局地的な熱的上昇気流が渦を形成し、砂・塵・枯れ葉などを巻き上げながら移動する小規模な旋風です。竜巻(tornado)とは異なり、積乱雲(雷雲)を伴わず晴れた日に発生するのが大きな特徴です。
塵旋風の発生メカニズムは以下のとおりです。
- 日射で地表付近の空気が局所的に強く加熱され、不安定な状態になる
- わずかな水平方向の気流の差が回転を生み出す
- 熱い空気が急激に上昇しながら渦を作り、地表の軽い物を巻き上げる
高さは数メートルから数十メートル程度のものが多く、まれに100メートルを超えることもあります。継続時間は数秒から数分程度で、移動しながら消えていきます。砂漠・乾燥地帯・農耕地・グラウンドなどで特に観察されやすく、人体への直接被害は一般に小さいですが、農作物を傷めたり視界を悪化させたりすることがあります。火星の表面でも同様の現象(マーズ・ダスト・デビル)が観測されており、惑星科学の研究対象にもなっています。
使い方・例文
夏の炎天下に校庭や畑で砂やほこりがくるくると柱状に舞い上がる様子が観察されることがありますが、これが塵旋風で、数秒〜数分で消えていきます。
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